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⑤VS結弦 2/4

VS結弦 1/4から読む

話を戻しまして。
P133 震災後

「最初は自分から何かをスケートで発信していこう、と思ってたんです。」
羽生君のチャリティー本、『蒼い炎』(2012年4月出版)で、世界選手権前に語った「東北地方を中心に、まだまだ大きな傷跡は残っているけれど……僕はこれからも思いを込めて、精一杯の演技を見せていきたいです」という言葉。
自分から何かをスケートで発信していこうと思っていた、というのが、この発言に端的に表われています。
そして「今一番やるべきことは、結果を残すことじゃないかな」(P86)と語った彼。
その背景には、同書で述べている11-12シーズン中国杯での『勝ちにいくための意地』が足りなかった(P95)という発言があります。
世界選手権に行くためには、GPFに残れるくらいでなければ。
有言実行でGPシリーズ2戦目のロシア杯で優勝しファイナルに進出、そして全日本選手権で3位となり初の世界選手権出場…そこで銅メダルを獲得したわけです。

「でもシーズンが全部終わった時、実は、僕の方がみんなに支えられてたんだってことに、世界選手権で気づいて……」
実は先述の本で、シーズンが始まる前に『やっぱり自分は、色々な人に支えられている』と感じた、と書かれています。
それまで練習拠点だった仙台のリンクが震災で使えなくなり、アイスショーの出演しながら練習場所を確保していた、というシーズンオフでの言葉でした。
なので羽生君は世界選手権で“初めて”みんなに支えられていたことに気づいたわけでは、勿論ありません。
それまでも感じていたたくさんの人への感謝の気持ちが、世界選手権後により強まったということなのでしょう。
羽生君はいつも演技後にお辞儀をしながら、またキスクラでも「ありがとうございました」を言いますよね。
プルシェンコも動揺に演技後「スパシーバ(ありがとう)」を言っていますが、自分を支えてくれている人たちへの感謝の言葉ですね。

このような11-12シーズンを終えて、同書のあとがきは以下の言葉で締めくくられています。
「勇気が出るような演技で、しっかりと結果を残すこと。その両方で何かを感じてもらえる、それが僕の選んだスポーツ、フィギュアスケートの醍醐味。その両方を見せていくことが、フィギュアスケーターである僕が、今、できることだと思っています」
シーズンが始まったばかりの時と、シーズンが終わった時の彼の思い。
大筋はあまり変わっていないように思えても、この胸中に至るまでに彼の中に様々な葛藤や心境の変化がありました。
それを踏まえてあとがきを読むと、ますますフィギュアへの愛が深まるわたしなのでした。

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テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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