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五輪を前に~キム・ヨナ選手~


来年2月に開催されるソチ五輪を目前に、日本では今週末に代表選手の最終選考会となる全日本選手権が開催される。
先日行われた年内最後の国際大会となるグランプリファイナルでは羽生選手と浅田選手がW優勝を飾り、両選手のオリンピック代表が内定した。
五輪代表になるには全日本への参加が必須条件となるため、両選手の演技は全日本でも見ることができる。
また、地上波では一部生放送で放映されるようなので、週末はテレビの前で待機するつもりだ(いつもなら絶対に見ないフジテレビを・笑)。

五輪代表の決定は日本においては全日本で確定するわけだが、他国は事情が異なる。
ロシアは全日本とほぼ同時期にロシア選手権が行われるが、それで完全に代表が確定するわではない(とはいえ、ロシア選手権での結果は最重要視されると思われる)。
アメリカやカナダは年明けに国内選手権が開催されるため、それまでは確定しない。
一方、五輪への出場資格を持つ選手が国内に1人しかいない国の場合には既に出場が決まっている選手もいる(グルジアなど)。
そして、事実上代表が確定している国もある。
その一つが韓国だ。

韓国のキム・ヨナ選手。
彼女に関しては、今まで思うところがたくさんあった。
フィギュアファンなら誰しも、彼女について一言で言い表すことはできないと思う。
トリノ以降、それぞれの時期で彼女に対する思いが変化した人も多いだろう。
今シーズン、彼女に対して思っていることをごく私的な観点から記したい。

※追記はかなり長文なのでご注意を。


ここからは、いつもの基本のですます調で。
今シーズンの彼女の演技を見たのは、GPFと同時期にクロアチアのザグレブで開催された、ゴールデン・スピンという大会のもののみ。
もちろん現地観戦はできなかったので、目の前のディスプレイ越しに見ました。
全体的な感想としては、やはり女子シングルにおけるトップ選手の1人であることに変わりはない、ということ。スケーティングの滑らかさ、実戦から離れてもなお鈍ることのない集中力(並みの選手ならもっと崩れてもおかしくない)、そして堂々たるオーラ。
ライトなフィギュアファンならば、やはりキム・ヨナはキム・ヨナだ、と思うでしょう。
観客に、ジャッジに、そう思わせるだけのものを持ち合わせていると思います。
以上のことを前置きした上で、SPとFSについて雑感を述べます。

SP

あれ、と思わず口に出してしまった。
キム・ヨナ選手といえばショートプログラムは印象的な作品が多い。
死の舞踏も007もインパクトがあったし、彼女の硬質な雰囲気にぴたりと合致していた。
それらのプログラムは、何より衣装のセンスが素晴らしかった。
ただでさえスタイルのいい彼女を、より美しくカッコ良く見せていた。
しかーし!
なんじゃ、この『中国男子が現役中に一度は演じなければならない黄河を、ボクもやります!』な衣装は!
(※中国男子にそんな義務はありません、念の為)
かつて自分が見てきたキム選手の衣装の中で、ダントツの破壊力。
ジゼルやった時だって濃紺の衣装を作ったくらいなんだから、普通にあなたに合う色・デザインの衣装を着ればいいじゃない!
何があったの、と聞きたい。
ジュベールとか小塚君くらい変だぞ。←愛故です

演技内容も、ここ最近のショートはキレキレ系だったせいもあり、何か物足りない印象。
もともとスタミナたっぷりの選手ではないからこそ、ショートとフリーでメリハリをつけるために(?)ショートではスパイス効いてます系が似合ってたのに。
あくまで個人的な感想ですが、何の盛り上がりもなく終わってしまった…
演技に対する採点はともかく、内容というかコンセプトに関しては、毎シーズン彼女のショートには期待を寄せてたのに…肩透かしをくらいました。

ジャンプ構成も、バンクーバーの頃はLz-Tの3-3、3Fに2Aという内容は希少価値があったけれど(エッジエラーやら回転不足の有無については置いといて)、今となっちゃあ珍しくも何ともなくなっちゃいましたからねぇ。
というか、バンクーバー以前も女子で高難度の構成を組む選手はいて、アンダーローテの制度がまだなかったりエッジエラーも!(アテンション)ができたりeのみになったり、色々ルールが変わっていく中でキム選手以外は回避するようになっちゃった、というだけの話なのだけれど。
(ていうか、!とか懐かしくありませんか?)

(そして蛇足だけれど、ここ数年の「男子は四回転を入れなければ勝てない時代になりました」系の実況には辟易してます。
本田さん、あなたの時代もそうだったでしょう!
遠慮しないで、やっと時代が戻ってきた、くらい言ってくださいよ!
何でパトリック・チャンが四回転時代の開拓者みたいな扱いなのさ。
チャンなぞトウループしか跳ばんぞ、しかも3Aは1回のみだ。
10年前には男子は四回転複数回という時代を迎えてたんだよ、本田さんだって2種類3度をフリーで跳んでたんだぞ、自慢していいことなんだぞー。
そりゃあ今とはジャンプ以外の要素の重要性も違うし、採点方式だって違うけどさー。
でもでも、あれじゃあフィギュアを「テレビでやってたら見る」くらいの人は誤解するじゃんかー。
チャンなんてバンクーバーまでは「四回転なんて必要ない」って言ってたくせに!←こう言ってた人が次のシーズンからクワドをバンバン成功させるようになったのは、地力の高さを感じるけどね。)

蛇足が長くなりすぎました。
で、フリーね。
フリーは衣装はシンプルだけどいい感じで、冒頭は期待して見始めたのですが…
やはり残念だった、というか残念すぎた。
タンゴという方向性は、キム選手と相性最悪ではないと思うんですけどね。
まさにぴったり!ってわけでもないけれど、全然似合わないわけでもないと思う。
でも、タンゴの情熱やキレを感じなかった。
やはりフリーは演技時間が長いから?
温存しまくってる感が否めず、しかもリミッター外したとしても期待するような感情の爆発は見られる気がしないという…
そもそも踊り心のあるタイプじゃないし、感情を爆発させるタイプでもない(常に冷静な自分が斜め上から見ている感じ?)。
でもキレのある動きはできる人なので、せめて緩急をつけて演じてくれればあるいは、と思ったんだけど…
フリーも盛り上がらないまま終わってしまいました。

ちなみに上述した『常に冷静な自分が斜め上から見ている感じ』というのは、ザグレブでのフリー終了後にも感じました。
韓国のファンで会場は満席で、彼女の演技に惜しみなく拍手を送る。
その様子を広いリンクで1人佇んで、白い氷の真ん中にぽつんと立つ黒衣の自分と、それを取り巻く祖国の熱狂した人々を、どこか彼女が俯瞰しているように思えたのです。
(わたしの妄想ですけどね!)
彼女はクレバーな人だし、海外を練習拠点にして世界を知ったことで、祖国を客観的に見ることができているはず。
彼女の根底にあるものは変わらないかもしれないけれど、大人になって複合的視点を身につけた彼女は、何を思うのだろう、と考えてしまいます。

ま、とにかく心臓に剛毛が生えている人ですから(褒めてます)、五輪でも一定以上の演技はするでしょう。
どんな点数が出るかは分かりませんが、試合で彼女のありったけの力を見せていただきたいものです。
EXはやる気ゼロだからね(笑)

おしまい

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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Author:りんご
鬱、睡眠障害、甲状腺機能低下症、へなちょこ。

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フィギュアスケート、西尾維新、森博嗣、あさのあつこ、金城一紀、帚木蓬生、アレックス・シアラー、GLAY、L'Arc~en~Ciel、Vanessa Carlton、もやしもん、桃太郎電鉄シリーズ、逆転裁判シリーズ、レイトン教授シリーズ

*嫌い*
甘いもの、辛いもの、虫

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